決定! カメラグランプリ2015

■カメラグランプリ2015概要

カメラグランプリは、写真・カメラ雑誌の担当記者の集まりであるカメラ記者クラブ(1963 年9 月発足、2015年4月現在10誌が加盟)が主催し、カメラグランプリ実行委員会の運営のもと、選考委員を組織しています。
カメラグランプリ「大賞」は、1年間に日本国内で新発売されたスチルカメラの中から、最も優れたカメラ一機種を選び、表彰するものです。
また、日本国内で新発売された交換レンズの中から最も優れた1本を選ぶ「レンズ賞」、一般ユーザーがWeb上の専用サイトから投票する「あなたが選ぶベストカメラ賞」、「大賞」の決定後、カメラ記者クラブ会員が「大賞」を受賞したカメラを除くすべてのカメラと写真製品・機材を対象に、大衆性、話題性、先進性に特に優れた製品を選ぶ「カメラ記者クラブ賞」の4つの賞を設けています。
選考委員は、カメラ記者クラブの会員をはじめ、加盟雑誌の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)、および特別会員のTIPA(The Technical Image Press Association:欧州を中心とした写真・映像雑誌の団体)で構成され、今年は総勢53名が選考にあたりました。

カメラグランプリ2015 大賞
カメラグランプリ2015の「大賞」 は、キヤノン「EOS 7D Mark II」(開発メーカー:キヤノン株式会社)に決定いたしました。

カメラグランプリ2015 レンズ賞
カメラグランプリ2015の「レンズ賞」 は、キヤノン「EF 11-24mm F4L USM」(開発メーカー:キヤノン株式会社)に決定いたしました。

カメラグランプリ2015 あなたが選ぶベストカメラ賞
カメラグランプリ2015の「あなたが選ぶベストカメラ賞」は、キヤノン「EOS 7D Mark II」(開発メーカー:キヤノン株式会社)が選ばれました。この賞は、2008年にカメラグランプリが25周年を迎えたのを記念して制定された、一般ユーザーの投票によって選考されるものです。2015年3月20日(金)から4月13日(月)を投票期間とし、専用サイトに投票いただいたものを集計した結果となっています。

カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞
カメラグランプリ2015の「カメラ記者クラブ賞」はカメラ記者クラブ会員の合議の結果、オリンパス「OM-D E-M5 Mark II」(開発メーカー:オリンパス株式会社)とパナソニック「LUMIX DMC-CM1」(開発メーカー:パナソニック株式会社)とライトロ「LYTRO ILLUM」(開発メーカー:ライトロ)に決定しました。



カメラグランプリ2015 投票結果(大賞・レンズ賞)

■リストのPDFファイルは こちらよりご覧いただけます。 ※新規ウインドウが開きます


■カメラグランプリマークについて
2011 年にアートディレクターの佐野研二郎氏によって、「ニッポンのカメラの賞であることがひと目でわかるような、インパクトのあるもの」を目指し作成されました。 カメラグランプリ2012より、カメラグランプリを受賞した製品であることを証するマークとして定めています。
※これらの画像ファイルは、カメラ記者クラブの活動およびカメラグランプリに関する報道・解説を目的とした出版物およびウェブページでの掲載でのみご使用いただけます。 それ以外の目的(各種カタログや製品の化粧箱、展示会展示、店頭POP、PR用店頭ビデオ、広告原稿など)では利用することができませんのでご了承ください。

「カメラグランプリマーク使用のガイドライン」
色について
基本的にカラーで使用してください。モノクロインクのみ使用した印刷に限り、モノクロの配色でも使用できます。配色は指定したものに限ります。
大きさ
最低でも横幅8mm 以上で使用してください。
禁止事項
縦横の比率を変えて使用することはできません。グランプリマークの一部だけを使用することはできません。 指定された配色を変えたり、色の濃さを変えて使用することはできません。 また、マークにほかの要素を重ねたり、ほかの要素を足したりすることはできません。

ご不明の点は(camera-gp@cjpc.jp) までお問い合わせください。


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■カメラグランプリ2015詳細
カメラグランプリ2015大賞
EOS 7D MarkII (キヤノン)


選考理由
 オールクロス65点AFセンサー、10コマ/秒の高速連写性能など、フラッグシップ機であるEOS-1D Xレベルのスペックを惜しみなく投入。それらを扱いやすい操作系でまとめ上げ、動体に限らずどんな被写体でも非常に気持ちよく撮影できるカメラに仕上がっている点に評価が集中した。また、蛍光灯や水銀灯の下でも安定した露出が得られるフリッカーレス撮影機能の搭載も画期的であった。
 今回APS-Cサイズセンサー搭載機の存在感を示した唯一のカメラであり、望遠効果や連写性能などにおいて改めてAPS-Cフォーマットの優位性をアピールしたといえる。
 さらに、ジャンル別に7種類のカタログを作り分けるといった、カメラの魅力をわかりやすく訴求したプロモーション面でも話題を呼んだ。
これらの点を鑑み、「カメラグランプリ2015 大賞」に決定した。

カメラグランプリ2015 レンズ賞
EF11-24mm F4L USM (キヤノン)


選考理由
 フィッシュアイレンズのような独特の歪みを伴うことなく、世界最広角の11ミリという画角を達成した超広角ズームレンズ。最先端の光学技術やコーティング技術を惜しみなく投入し、超広角ゆえに発生が懸念される収差についてもしっかりと対策したことで、高画素機にも対応した画質を実現している。唯一無二のスペックとパースペクティブを持つレンズであるという点なども鑑み、「カメラグランプリ2015 レンズ賞」に決定した。

カメラグランプリ2015 あなたが選ぶベストカメラ賞
EOS 7D MarkII (キヤノン)


 カメラグランプリ25周年(2008年)を記念して設けられた賞であり、専用Webサイトでの一般ユーザー投票によって選考された。得票数1位はキヤノン「EOS 7D MarkU」。選考理由として寄せられたコメントの中から、代表的なものを列記する。
【主な選考理由(※Web投票のコメントの中から抜粋)】
・「5年分の進化は伊達ではない!! AFエリアの広さ、パターン、精度が改善されて格段に使いやすくなりました」(29歳・男性)
・「APS-Cセンサーを搭載した一眼レフの究極形態ともいえる高速連写機。ハイアマチュアのニッチな要望に最大限の誠意をもって応えてくれたのがこの機種だと思いました」(41歳・男性)
・「実際使ってみて、いかに一瞬を逃さないように工夫されているかがわかる。そして、モニターやウィンドウを見ずに、ファインダーを見ながらいろいろと設定を変えられるところは、『写真を撮っている』感覚がより際立つ」(30歳・男性)
・「メーカーがユーザーのニーズに応えるカメラをキッチリ作って世に出すという、それだけで素晴らしいカメラ」(40歳・男性)
・「動物の撮影が好きでAFと連写を多用するのですが、特にその点に優れていると思いました」(32歳・女性)
・「高性能なデジタルカメラだが、初心者からプロまで使える扱いやすい操作性と耐久性を両立したバランスのとれた機種」(50歳・男性)
・「スポーツ撮影や動物の撮影等、動体の撮影については、今発売されているカメラの中で最高だと思う」(57歳・男性)
・「必要な表示が全部見られるファインダー、カスタマイズ可能な操作ボタン、高感度に強く連写スピード抜群のAPS-C機に惚れました!」(27歳・女性)
・「ほどほどの価格でフラッグシップ機並みの性能と操作性を備え、シーンを選ばず汎用的に使用できる」(42歳・男性)
・「10コマ/秒の高速連写、動体に追従するAF性能、測距点、これぞまさにAPS-C機のフラッグシップ。さすがキヤノン、すごいカメラです」(42歳・男性)
・「圧倒的な商品力とそれを伝える総合プロモーションのユニークが新鮮でした」(41歳・男性)
・「シーンを選ばない描写力と一瞬を逃さない連写性能、トータルバランスでも群を抜くベストカメラだと思います」(56歳・男性)
・「10コマ/秒の高速連写ができるようになったことで、動きの速い被写体についても撮影しやすくなったことや、失敗の少ないキレイな写真が撮影しやすくなっているように感じました」(37歳・男性)
「APS-Cモデルでこの手のカメラがだんだんフェードアウトしていく中、待望のAPS-C高速連写機。メーカーがしっかりとユーザーの声を吸い上げ、本当に良いカメラに仕上がっているところに好感が持てます」(44歳・男性)
「とにかくストレスなく、良い写真を撮ることだけに注力できる最高のカメラだと思います」(29歳・女性)
「名機7Dの正統後継機にふさわしい高性能と、少し頑張れば手が届く価格。 皆が欲しかった機能や進化をすべて詰め込んだ、まさにここ数年を代表するカメラといえる」(23歳・男性)

カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞
OM-D E-M5 Mark U (オリンパス)


選考理由
 OM-Dシリーズの第2世代機としてふさわしい機能性、操作性を備え、フラッグシップ機であるE-M1にも迫る高い完成度とした点。特に5軸手ブレ補正、40Mハイレゾショットは小型機でも高精細撮影ができるという可能性を示した。また防塵・防滴性能やマイナス10℃の耐低温性能など、アクセサリーの充実度も含めてユーザーのニーズをしっかり汲んでいる。これらの点を評価し、「カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞」に決定した。

カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞
LUMIX DMC-CM1 (パナソニック)


選考理由
 スマートフォンとほぼ同サイズのボディに1.0型センサーと明るい単焦点レンズを搭載するなど、カメラとしてのこだわりをしっかりと盛り込んでいるところ。小型・薄型ながら4K動画や4Kフォトの記録が可能である点も含めて、ルミックスシリーズのカメラとしてのポジショニングもしっかりしており、撮影後のコミュニケーションも考えられている点も新しい。これらを鑑み、「カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞」に決定した。

カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞
LYTRO ILLUM (ライトロ)


選考理由
 これまでのカメラでは不可能だった「撮影後のピント調整」を、100年以上前に発見されていたライトフィールド技術を応用し、誰もが簡単に楽しめるよう商品化したところ。価格的にも十分リーズナブルで、かつ難しい操作や扱いなどが不要であり、ソフトを含めて非常にユーザーフレンドリーな点も評価したポイント。写真表現の可能性をより広げた点を大きく評価し、「カメラグランプリ2015 カメラ記者クラブ賞」に決定した。





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